永瀬 吉威

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ご褒美を戴きました。


ご褒美を戴きました。

 

 

 

 

何のことかと言うと、先日オーダーメイドの打合せで弊社商品の取り扱い店へ行った時の話です。

 

 

 

 

美容師のお客様でシザーケース、所謂ハサミ入れをクロコ革で作成可能かどうかとその際の見積りをとのご要望でした。

 

 

 

 

私の従兄弟も美容師なので、マイシザーも特注するなど美容師の方々は商売道具であるシザーケースに対しては、かなりのこだわりがあるということは承知しています。

 

 

 

 

それ故に打合せ時には現在お使いのシザーケースやハサミなどをお持ち頂くようお願いし、詳細を伺いながらお話を進めて行きたいと考えておりました。

 

 

 

 

そこでまさかの驚きの展開が!

 

 

 

 

お客様のお持ち頂いたシザーケースが、なんと私の前職時代のモノだったのです。

 

 

 

 

見た瞬間に思わず、「懐かしい!」と私の口から勝手に言葉が飛び出したので、お客様ご夫妻は「???」。

 

 

 

 

ですが、コトの経緯を説明すると、お店のスタッフも含めた皆さんでちょっと身震いするようなジーンとした感動を覚えました。

 

 

 

 

お使いのシザーケースは15年以上経っている白蛇革と黒の牛ヌメ革とのコンビネーション。

 

 

 

 

お買い上げ頂いたお店は現在はもう無いのですが、今回弊社商品のお取り扱い店にて再びめぐり会うという奇跡。

 

 

 

 

お客様が愛着を持ってずっと使用しているのが伝わってきました。

 

 

 

 

↓はお使いのと同タイプのイメージ(*画像検索より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回クロコ革で作成する形状は、レザーラボさんとのコラボレーション。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*画像は蛇革で作成したモノですが、こちらをクロコ革にて作成いたします。 次の15年も活躍できるように慎重に進めていきます。

 

 

 

 

「継続は力なり」と言いますが、こんな形で思いがけずご褒美を戴けて本当に続けて来て良かったと思える至福の時間でした。

 

 

 

 

更にはお時間を要する分だけ間違いないモノに仕上げると同時に、お使いのシザーケースのメンテナンスもさせて頂く旨をお客様にお伝えしました。

 

 

 

 

お客様曰く、普段は何気なく通りすぎているお店の前で、偶然に弊社のオーダーフェアでディスプレイされているエキゾチックレザーを目にし興味を抱いて寄られたそうです。

 

 

 

 

モノに携わる世界で偶にこういったご縁があるのは、もしかしたらエキゾチックレザーならではの何か見えない力があるのかもしれません。

 

 

 

 

弊社の社名の意味通り、今後もできる限り魂や気持ちを込めてモノ創りに精進します。

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