永瀬 吉威

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【やってきて良かったと思える瞬間の話】


それはとあるバーでの出会いだった。           そこでは時にイベントが開かれるのだが、          
私が通されたとなりの席にお二人がいた。
       
バーのマスターはいつも色々な人の縁を繋いでくれる。
       
その日も私のことをさらっと紹介をして頂き、
       
お二人のこともさらっと教えてくれた。
       
二人はご夫婦で、その夜演奏した方のファンでお店に訪れていた。
       
私もすでにそのミュージシャンの方ともご縁を頂いていたので、
       
皆すんなりと会話が弾みお酒も進んだ。
       
頼んでもいないのにマスターもミュージシャンも私のことを語ってくれたので、
       
流れでご夫婦に商品を見せることになった。
       
そこでの反応は大体わかる。
       
「これ良いね~! いくら? えーーそんなにするの?」といった具合だ。
       
もちろん例外もあるけど。
       
この夜もご夫婦は興味津々で話を聞いて頂き、
       
二人で同じモノを持ちたいと言っていたのだが、価格の話で流れは止まった。
       
こちらも無理をしてほしくはないので、その商品の価値を話した後は音と酒を楽しんだ。
       
大体、初めて会ったロン毛のいかつい人から、いきなり商品を買う方が難しいので、
       
毎度のことと特に気にもせず日々が過ぎた。
       
イベントから2ヶ月くらい?経った早朝、バーのマスターから着信があり、
       
ご夫婦の旦那さんがあの時の商品が欲しいので連絡を取りたいとのことだった。
       
連絡先を貰い話を聞いてみたら、他人の誕生日プレゼント用に欲しいのだと言う。
       
自分用にでなく贈答用か~、でもたしかに粋だよな~と私のテンションは上がった。
       
モノづくりにおいても私のまわりは本当に良い人だらけで、いつも力を貰ってばかりだ。
       
今回も様々な人の協力を得て無事に商品が上がったので、
       
すぐに発送しようかと思ったのだが、ふと出会った時の会話を思い出した。
       
私の学生時代の同級生の家から近いことを。
       
早速旦那さんに電話して先ほど御自宅にお邪魔して渡して来た。
       
ご夫婦ともにとても喜んでくれて、さらに私の身の回りのモノに興味をそそられ、
       
次はアレが良いとか等話が弾み、ただ発送しただけでは得られない至福の時間を貰った。
       
何者かわからない私を信じてオーダーするのは、その前にこのご夫婦が、
       
ミュージシャンとバーのマスターと信頼しあえる関係があるからこそ。
       
届けた後すぐにマスターに連絡して御礼を伝えた。
       
呑んだら記憶をなくす私だけど、あーやって来て良かった!と思える瞬間。
       
私の仕事はモノを通じて人との縁を繋ぐこと。
       
まだまだ出来ていないことだらけ。
       
その分これからも楽しみます。
      ナガセ ヨシタケ          
*画像と本文に関係は若干あります。

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